『.org』ドメインへの『DNSSEC』実装は2010年6月に完了の予定

インターネットの中核を成す『DNS』(Domain Name System) インフラについて、『DNSSEC』(DNS Security Extensions) を導入してセキュリティを強化しようという動きが進展を見せ始めた。 2008年7月、セキュリティ研究者の Dan Kaminsky 氏は DNS に重大な脆弱性があることを明らかにした。少なくともそれ以降、世界中の DNS 運用組織で DNSSEC を実装しようという動きが出ていた。DNSSEC とは、DNS 情報の正当性を証明し、DNS システムの安全性を高めて攻撃を防ぐための電子的な署名システムだ。 2008年9月には、一般トップレベルドメイン (gTLD) の先頭を切って「.org」が DNSSEC を導入するという計画が初めて明らかになった。.org を管理する Public Interest Registry (PIR) は3月12日、DNSSEC の導入計画は2010年6月の完了を目指して順調に進んでいると発表した。また、TLD 全体で見ると、インターネット ドメイン管理団体の Internet Corporation for Assigned Names and Numbers (ICANN) は、インターネットのルートゾーンに対する DNSSEC の導入も計画どおり進んでいると発表した。 PIR の CEO (最高経営責任者) Alexa Raad 氏は取材に対し、次のように述べている。「DNSSEC の開発および導入が勢いを増していることを目にして、われわれは無上の喜びを感じている。登録機関、インターネット サービス プロバイダ (ISP)、アプリケーション プロバイダなど、トラストチェーンを構成するすべての関係者は、開発にかかるリードタイムを把握しており、DNSSEC の将来に関する不確定性をゼロにすることができた」■関連記事チェック・ポイント、「オフィスをポケットに」入れる「Check Point Abra」を発表Apple、『Safari』の脆弱性16件に対応プライバシー保護に関して最も信頼されているハイテク企業は IBMトレンドマイクロ、セキュリティソフトや脅威を解説する「ウイルスバスター NEWS」を公開Microsoft の月例更新、3月はセキュリティ情報2件

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